今日から試せる!赤ちゃんの寝かしつけのコツ6選!
「こんなの誰も教えてくれなかった!」
「こんなに辛いなんて…」
と、多くのママが感じるのが、赤ちゃんの寝かしつけではないでしょうか。
なかなか寝てくれない、寝ても布団に下ろすと起きる…
など、悩みは様々。
赤ちゃんとママが少しでも長く眠れるように、寝かしつけのコツをまとめました!
☆赤ちゃんの眠りは月齢で違う!?
赤ちゃんの眠りは発達段階によって違い、それぞれ特徴があるんです。
乳児期前半(新生児期~4ヶ月頃まで)
・昼夜の区別がつきづらい
・2~3時間おきに授乳が必要
生まれてくるまでは、お母さんのお腹の中で、真っ暗な中過ごしてきた赤ちゃん。
明るい時間には起きていて、暗い時間は眠るというリズムは、まだできていません。
長い時間起きているだけの体力もないのです。
そのため、昼夜を問わず、起きたり眠ったりを繰り返します。
だいたい、 直近の睡眠時間=活動時間 になるようです。
また、まだ身体が小さく、一度の授乳で少量しかおっぱいやミルクを飲めません。
だから、短い間隔での授乳が必要で、夜中にもお腹がすいて起きてしまいます。
この時期は、ママも体力が回復していないのに、容赦なく起こしてきて、本当に辛いですよね。
乳児期後半(5ヶ月頃~1才頃)
・昼夜の区別がついてくる
・離乳食が始まり、生活リズムを作れるようになる
・夜泣きが始まる子も
だんだん起き続ける体力がついてきて、昼夜の区別がつくようになってきます。
また、離乳食が始まると、食事を中心に、生活のリズムを作れるようになるんです。
だから、夜は眠るという習慣もできてきます。
でも、一方で、夜泣きが始まる子も出てくるのがこの時期。
睡眠の悩みは、赤ちゃん育児について回るんですね。
1才頃~
・多くの子がまとめて眠れるようになる
・夜泣きが続く、または始まる子が増える
1才を過ぎると、よく眠れるようになる子が多くなります。
歩けるようになり、日中にうまく体力を消耗できるようになることが大きいみたいです。
しかし、乳児期後半に比べて、夜泣きをする子も多くなる傾向が。
人の記憶は睡眠中に整理されます。
記憶の整理中に、日中に出会った新しいものが思い出され、刺激となって目が覚めてしまうことが、夜泣きの一因という説もあるようです。
☆すぐに始められる!寝かしつけのコツ6選!
全ての赤ちゃんに通用するわけではないです。
でも、ネットや雑誌、育児書などで紹介される方法の中で、手軽に始められるものを集めました。
なので、ママがやりやすい、とりかかりやすいものから、今夜からでも、ぜひ試してみてください!
だっこして5分歩き回る (生後すぐ~8ヶ月頃にオススメ)
・赤ちゃんを抱きやすい方法で抱き、早歩き気味で5~10分歩き回る。
・ゆっくりではなく、何か用事があるかのように早歩き気味に。
野生動物の赤ちゃんは、お母さんに運ばれている時は静かになります。
移動時は危険が伴うからです。
人間の赤ちゃんにもその本能があり、だっこされて運ばれている時は静かになります。
そのうちに眠ってくれる子が多いようです。
ただし、以下の点にはご注意ください。
・寝かしつける人が歩き回るときの足元に注意すること。
・時間を決め、それ以上は行わないこと。
(逆に、寝かしつける人の負担になってしまうため)
・首の座らない赤ちゃんの寝かしつけには、きちんと首を支えてだっこすること。
厚手のタオル、もしくはぬいぐるみをはさむ (背中スイッチ敏感なお子さんに)
・だっこで寝かせても、布団に下ろすと起きてしまうお子さんに。
・だっこで寝かしつける時に、ママと赤ちゃんの間に厚手のタオルやぬいぐるみをはさむ。
・赤ちゃんにタオルやぬいぐるみを密着させたまま、赤ちゃんをそっと布団に下ろす。
・熟睡したのを見計らって、タオルやぬいぐるみを赤ちゃんから離す。
布団に下ろされることに敏感なことを「背中スイッチ」なんて言いますよね。
でも、最近の研究で、赤ちゃんの覚醒スイッチは背中ではなく「お腹」であることがわかったんです。
赤ちゃんはママからお腹が離れると「落ちる」と感じ、起きてしまうそうなんです。
だから、ママと赤ちゃんの間にあらかじめタオルやぬいぐるみを入れ、お腹が離れるという感覚がないようにする作戦です!
赤ちゃんが寝付いたら、窒息の危険がないように、タオルやぬいぐるみは赤ちゃんから離し、近くには置かないようにしてくださいね。
おくるみにくるむ (寝返り前のお子さんに)
・だっこで寝かしつける前におくるみで赤ちゃんをくるむ。
・おくるみのまま寝かしつけ、くるんだまま布団に下ろす。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中では、背中を丸める姿勢でいました。
だから、だっこされて、背中が丸まり、手足をお腹に引き寄せた体勢でいると落ち着くんです。
でも、布団に下ろすと自然に手足が身体から離れ、身体が伸び、赤ちゃんにとって不安な姿勢に変わって、起きてしまうんです。
そこで、おくるみで赤ちゃんをくるんで、布団に下ろしても、背中を丸めて手足を縮めた体勢を維持できるようにしましょう。
赤ちゃんのくるみ方は「おひなまき」が有名ですね。
お風呂のタイミングを工夫する (生後すぐ~)
・長く寝てほしい時間の前に、お風呂に入れる。
・お風呂後は満腹にさせる。
人は身体が温まった後、冷めていく時に眠くなります。
それは赤ちゃんも同じようです。
また、生まれてすぐは、お風呂に入るのにも体力を使い、眠気を誘います。
だから、長く寝てほしいと思うタイミングの前にお風呂に入れると、よく眠ってくれることが多いみたいです。
そして、お風呂後にしっかり授乳して喉の渇きを癒してあげ、満腹にしてあげると、さらに効果的ですよ!
このタイミングで、おっぱいではなくミルクにして、しっかり満腹にするのもアリです。
でも、毎日お風呂の時間が違うと、赤ちゃんに生活リズムができなくなってしまうので、なるべく同じ時間帯に入れるようにしましょう。
部屋の環境を整える (5ヶ月頃~)
・部屋を暗く、静かにする。
・昼寝の時も、できる限り就寝時と同じ部屋で、同じ環境にする。
赤ちゃんは大人よりも、様々な刺激に敏感です。
明るい場所や、音のする場所では熟睡できません。
だから、眠る時は昼寝でも、部屋を暗く、静かにして、眠る環境を整えましょう。
また、夜眠る時も昼寝の時も同じ部屋で寝かすことで、「ここは眠る部屋」と赤ちゃんが認識できるようになり、寝付きやすくなります。
布団をかけない (1才頃~)
・布団は使わず、スリーパーを着せる。
・寒い時期は暖房を利用する。
1才頃の赤ちゃんは、寝ている間もよく動きます。
その動きを妨げられると、それが刺激になって起きてしまうこともあります。
掛け布団が赤ちゃんの動きを邪魔してしまうこともあるので、寒い時期は暖房とスリーパーを使うと良いでしょう。
でも、赤ちゃんは大人が思っているよりも、寒さには強いんです。
暖房のかけすぎや着せすぎは、かえって赤ちゃんの熟睡を妨げることになってしまうので、注意しましょう。
<番外編>添い乳について考えよう
添い乳は、手っ取り早く赤ちゃんを寝かすことができます。
もちろん、ママが「添い乳が一番ラク!」なら、それが一番良い方法でしょう。
そういう場合は、何も変える必要はありません。
でも、私の経験からも、私の周りの人の話からも、添い乳は後々良いことばかりではないと思っています。
添い乳だと、寝かしつけはママしかできません。
口からおっぱいが離れた瞬間に目が覚める子も少なくはなく、ずっと体勢を変えられずに眠るママもいます。
また、添い乳の習慣がついている子の方が、そうでない子よりも、大きくなってからも夜中に目が覚める傾向にあるように感じます。
(これは筆者の印象なので、確かではないですが…)
添い乳は、ママも横になることができて身体を休められ、赤ちゃんもすぐに寝かしつけられるという良い点も多いですが、悪い点もあります。
これから添い乳を試そうと考えているママは、ぜひ悪い点についても考えてみてくださいね。
☆最後に
赤ちゃんの眠りの様子は、ずっと同じではありません。
また、同じ月齢の子でも、その眠りは様々です。
ママが少しでもラクになり、赤ちゃんとママが少しでも長く眠れるように、色々な方法を試してみてください。
良い方法が見つかると良いです。
また、少しでもママがまとめて眠れるように、時にはパパに代わってもらってくださいね。